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不妊に強い頼れる病院特集

佐久平エンゼルクリニック
院長 政井 哲兵 先生

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インタビュー

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「患者さまの声に、じっくり耳を傾けたくて開院しました。
体への負担をかけない、でも時間も浪費しない治療を」

長野新幹線と小海線(八ヶ岳高原線)が交差する佐久平駅から徒歩10分という場所に、2014年4月に開院した『佐久平エンゼルクリニック』(長野・佐久)。佐久北IC(中部横断自動車道)・佐久IC(上信越自動車道)から車で約5分というアクセスの良さも嬉しいですね。院長の政井哲兵先生は、総合病院の産科に勤務する日々の中、「不妊の患者さまは、その原因も、ご夫婦の価値観も様々。治療の進め方も画一的であってはいけない」、だからこそ「もっとコミュニケーションを取りながら、一人の医師が担当医として、しっかりした治療方針を持って治療を進めていかないと、ご夫婦に安心、納得して身を委ねてもらうことは難しい」と痛感されたといいます。

お二人の不妊原因を調べ、お二人のための
妊娠への最短コースを探る『原因別不妊治療』

クリニックの取材をはじめると、「不妊治療ほど、患者さまの想いに、じっくり耳を傾けながら行われるべき治療はないと思うんです」と開口一番おっしゃった政井先生。お一人おひとりに長くは時間をかけられない総合病院の診療体制に歯がゆい思いを抱え、不妊治療専門クリニックの開院を決意されたそう。患者さまとの対話の時間はたっぷり、でも治療にかける時間はいたずらに長引かせないことが、政井先生のモットーなのだそうです。

「従来の不妊治療では、患者さまの負担を減らして、できるだけ自然に近い方法で妊娠できるようにするため、医療の介入度の低いタイミング療法からスタートし、順次、人工授精、体外受精などのART(生殖補助医療)へと治療段階を進めるステップアップ法が行われてきました。ただ私は、ベルトコンベアーに患者さまを乗せるような、画一的なステップアップ法には、時間の浪費という重大な欠点が潜んでいると考えています。
できるだけ自然な方法で妊娠したいという願いは、誰もが抱えるものだと思いますが、自然な妊娠が難しい方たちだからこそ、不妊に悩んでおられるという現状があるわけです。“できれば自然に”というスタンスは、とても重要なことですが、それに固執し過ぎると“卵子の老化”という新たな不妊原因を抱えることにもなりかねません。
当院では、早い段階でご夫婦の不妊原因を詳しく検査し、その原因によっては、人工授精からのスタートや、ときには体外受精、顕微授精といったART(生殖補助医療)からのスタートをおすすめする、いわば『原因別不妊治療』を実践しています。
またタイミング療法で治療中の患者さまで、フーナーテスト※1が常に良好にもかかわらず結果がでない方に関しては、卵子のピックアップ異常などが原因となり、そもそも精子と卵子が受精できていない可能性を考慮して、人工授精の段階を飛ばして体外受精に進まれるほうが、時間的な無駄が少ないとお伝えしています。
人工授精は、排卵のタイミングに合わせて、子宮の奥にご主人の洗浄・濃縮した精液を注入する、比較的シンプルな治療ですが、タイミング療法で十分な数の元気な精子が侵入しているにもかかわらず妊娠できない方々にとっては、妊娠率を大きく引き上げることにはならないと、私は考えています。つまり、タイミング療法を行いながら、人工授精が必要なご夫婦かどうかを、フーナーテストによって検査しているととらえていただくと、わかりやすいかと思います。
さらに、奥さまが35歳以上とご高齢のご夫婦に限っていえば、ある程度の期間……、例えば1年以上、自然妊娠へのチャレンジを重ねてこられた方ならば、長期不妊と考えて最初からARTスタートでも早すぎることはないでしょう。なぜなら、高度生殖医療を持ってしても、カバーできないのが卵子の老化だからです」

「いたずらに急がせることも、いたずらに長引かせることもしません」と話す政井先生。その話し振りには、自分たちらしく、しかも最短コースで妊娠へと導いてもらえそうな安心感を覚えました。

※1 性交後、子宮の入口の頸管粘液を採取。粘液内の精子の動きと数を調べ、十分な運動性を持った精子が、子宮内に侵入しているかを確認する検査。


患者さまの状態を見極めて、
“早く結果を出すこと”を重視した治療を

『佐久平エンゼルクリニック』のモットーは、「治療に無駄な時間をかけず、少しでも早く結果を出すこと。そして生まれてくる我が子との時間を長く大切に過ごしていただきたいと思っています」と政井先生は話されます。

「当院では、初診から最初の1、2周期の間は薬剤を用いなければ排卵が起こらない方を除いて、排卵誘発剤を使わない自然周期でのタイミング療法を試みながら、様々な不妊検査を行っていきます。その人本来の反応性やホルモンバランスを確認するためです。薬剤の使用を必要最小限にとどめ、患者さまの負担を減らすように努めています。
排卵誘発剤を使う場合も、自然周期の経過や検査結果をもとに、その方に合ったものを選んでいます。例えば、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方、またはっきりと診断はできないけれども月経周期が長い方などには、一般的によく用いられているクロミフェン製剤ではなく、レトロゾール製剤(アロマターゼ阻害剤)が有効な場合が多いと感じています。
また排卵期の正確な見極めには、超音波検査での卵胞の直径の計測はもちろん、併せて血中の黄体化ホルモン値(LH値)を計測しています。院内で速やかに検査結果を出すことができますので、もっとも効果的な夫婦生活のタイミングをご指導できます。非常に正確なタイミング法を行うことで、この方法が有効なご夫婦に限っていえば、約3〜6周期も試せば、ほぼ結果が出るという感触を持っています。最小の負担と時間で妊娠していただくため、1組ごとに最適な治療方針を組み立てながら進めています。
このような考え方は、体外受精や顕微授精といったARTにおいても同様で、卵巣刺激もその方に最適な方法を選ぶようにしています。ただしARTの場合は、有効な卵子を確実に獲得する(1周期も無駄にしない)ことが大切になってきますので、完全な自然周期よりは多少の卵巣刺激を行ったほうが良いと考えております。AMHや各種ホルモン検査、これまでの排卵誘発剤に対する反応性などを参考に患者さまごとに最適と考えられる卵巣刺激法を選択するようにしています。AMHが低く卵巣予備能が低いと考えられる患者さまには低刺激法を、一方AMHが比較的よく卵巣予備能が保たれている患者さまにはなるべく効率よく卵子が獲得できるような刺激法をおすすめしています。つまり当院では、個々の患者さまごとにオーダーメイドで治療プログラムを組むようにしているのです。
また、近年、本来は重度の男性不妊の方のために誕生した顕微授精の適応範囲が拡大解釈される傾向がありますが、これについても顕微授精は本当に必要な方のみに行うべきだと考えています。行き過ぎた治療は、患者さまの負担になるだけです」


鉄、ビタミン、各種ミネラル不足を解消。
まずは体を妊娠しやすい環境に整えましょう

『佐久平エンゼルクリニック』では、不妊治療専門クリニックとしても珍しい栄養療法的な観点からの指導を行い、妊娠しやすい体づくりをサポートしてくれます。

「不妊に悩んでおられる患者さまの多くが、鉄、ビタミン、および各種ミネラル不足状態にあると考えています。そこで初診時にフェリチン(鉄分を貯蔵することができる水溶性のタンパク質)の血液検査を行っているのですが、多くの患者さまで低値を示すことが多い状態です(『佐久平エンゼルクリニック』では、おおむねフェリチン値30ng/ml以下は低値と判断)。フェリチン低値は不妊症の原因と言われていることをご存知でしょうか? また、そのほかにも各種ビタミン(特にビタミンDなど)の不足は不妊症の原因として注目されています。
不妊治療というと、多くの患者様はタイミングを合わせたり、人工授精を行ったり、体外受精を行ったり、と実質的な治療のみを指すものと誤解されている方が多いのですが、実際は人が本来持っている妊娠する力を伸ばし、それでも不足する部分を現代医学の力によってサポートする……、これこそが最も理想的な不妊治療のあり方ではないか!?と当院では考えています。
初診時にフェリチンの低い患者さまやビタミンD低値の患者さまに対しては、鉄剤の処方、ビタミン剤の処方、各種サプリメントのご案内等を行っています。体の内側から妊娠しやすくなる環境を整え、そのうえで卵管が詰まっている、精子が少ない、排卵しにくいなどの不妊症の要素がある方に関してはその原因に応じた治療を行っていく方針としています」

高度な生殖医療技術を持つ不妊専門クリニックはハードルが高く、はじめての不妊治療先には選びにくいものですが、天使がトレードマークの『佐久平エンゼルクリニック』の扉の向こうは、あたかもプチホテル。吹き抜けの待合室は開放感があり、ステンドグラスの丸い天窓から注ぐ柔らかな光が、グレーとピンクの上品な椅子たちを照らしています。「じっくりお話を聞きたい」という政井先生の想いをカタチにした診察室は、絨毯が敷かれ、とても落ち着いた雰囲気。体外受精のため卵子を採取するための採卵室でさえ、床はフローリング調クッションフロアで温かみを感じさせる気配りがなされていました。「もしかして不妊?」と不安を感じたら、躊躇なく「先生、実は……」と相談できそうな雰囲気の、フレンドリーな面立ちのクリニックでした。


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