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不妊に強い頼れる病院特集

オガタファミリークリニック
院長 緒方 誠司 先生
副院長 緒方 洋美 先生

オガタファミリークリニック院長 緒方 誠司 先生 副院長 緒方 洋美 先生

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インタビュー

オガタファミリークリニック インタビューTOP写真

夫婦は二人家族です。ここは、家族が新たな家族を迎える場所

2017年2月、兵庫県JR芦屋駅から徒歩3分の地に『オガタファミリークリニック』が開院しました。ロゴマークは患者さまの願いを叶えたいという思いを込めた四つ葉のクローバーですが、よく見ると受精卵や精子、さらにクリニックのイニシャルも隠された凝ったデザイン。院長の緒方誠司先生が基礎デッサンを手掛けた希望が詰まったマークです。緒方先生と培養部門部長・緒方洋美さんは、ご夫妻。生殖医療専門医と生殖補助医療管理胚培養士という最強タッグが目指す不妊治療を取材しました。

高度生殖医療が成熟しきった今、違いが出るのは、うまくいかないケース

オガタファミリークリニック インタビュー写真1

ビルの2階へと吹き抜けの階段を上がると、緩やかなカーブを描く壁が、優しく出迎えてくれます。シックな白とグレーの色調をベースに、オレンジやグリーンといったビタミンカラーをアクセントに配したインテリアが、モダンな印象の『オガタファミリークリニック』。著名な不妊治療施設で10,000件以上の採卵・胚移植を経験され、多くの方の妊娠に携わってきた緒方先生が、ご自身の手で開かれたクリニックです。

「妊娠できれば、その方々の期待にはきちんと応えられたのですから、それでいい……。簡単には結果が出ない方々には、十分な心のケアを行いながら、その方にあった治療方法を検討する時間が必要です。万が一、治療をやめることになったとしても、ここで治療を受けて良かった、やり切ったと納得していただけるような治療を提供したいという思いから、自分の目が行き届く規模のクリニックを開院しました。
大きな不妊治療施設には、設備投資がしやすく最先端の医療機器を揃え続ける経済的体力があったり、多くの医師がいるため院内でのセカンドオピニオンを受けやすかったりと利点もたくさんあります。

ただ、小さなクリニックには、一人の医師がすべての患者さまを一貫した治療方針で診察し、お一人おひとりの状態をしっかり把握できるという良さがあります」

緒方先生は、東京大学時代は人間行動学を学ばれていましたが、より深く人に関わる仕事がしたいという思いから大阪大学の医学部に入り直されたのだそうです。心理学を学ばれた緒方先生だからこそ、知ることによる安心、話すことによる心の整理を重視され、丁寧な治療説明と各分野の専門家による手厚いカウンセリング体制(院長による生殖遺伝カウンセリング、臨床心理士による心理カウンセリングなど多数)を整えられています。気軽に質問しやすい雰囲気づくりにも気をつかっておられるそう。

また、多数の書籍やメディアでもおなじみの女性産婦人科医・宋 美玄(そん みひょん)先生による女性外来も実施。男性医師には、なかなか切り出しにくい性機能や性交渉における悩みにも乗っていただけます。

「心に優しいことはもちろん、体にも優しい不妊治療を目指しています。不妊治療はデリケートな部分の診療になりますので、痛みや不快感に悩まれる患者さまも多いと思います。本来、医療は痛みを取り除いたり、緩和したりするためにあるべきものなのに、診察の度にご負担を強いるのは本末転倒ですよね。器械や診察方法の工夫、心理的な支援などでできる限り、痛みや不快感の少ない診療を心がけています。生殖医療相談士(看護師)による痛みの相談室も、ぜひご利用ください」


管理胚培養士としてクリニックの心臓部を守り、コーディネーターとして患者さまを見守ります

オガタファミリークリニック インタビュー写真2

副院長・培養部門部長であり、緒方先生の奥さまでもある緒方さんは、医学博士の資格もお持ちとうかがいましたが……、

「はい。胚培養士として働きながら、限られた時間の中で、がんばって神戸大学で医学博士を取得しました。実は『生殖補助医療管理胚培養士』の資格を取るために、その申請条件として博士の学位が必要だったのです。生殖医療の現場では、精子の研究が遅れていると感じていましたので大学院では精子を学びました。

『オガタファミリークリニック』では、その管理胚培養士として、胚培養士業務以外にも、培養環境や培養成績の管理、そして胚培養士の管理、育成を行っています。そして、これまでに得た知識を生かして、ぜひ患者さまのためになる、生殖医療に寄与できる研究も行っていきたいと考えています。

また『体外受精コーディネーター』として、患者さまへの胚移植前、受精卵の説明、凍結する前のご説明も担当しています。」

『生殖補助医療管理胚培養士』は、まだ全国でも20名程度しか取得者がいないとされるもの※。緒方部長のご経歴を知れば知るほど、背筋を伸ばしてカウンセリングを受けなければいけないのではとドキドキされる方がおられるかもしれませんので、あえて書いておきますが、フワッと包み込んでもらえそうな雰囲気をお持ちの方です。
※2017年取材当時のデータ。

「医師である院長と、胚培養士である私が夫婦であることは、患者さまにとって大きなメリットになると思っています。不妊治療のクリニックでは、胚培養室内での業務は胚培養士に任せっきりになっているところも多いと思います。また、同時に卵巣刺激のことは医師・看護師部門の領域と考え、胚培養士の関心は薄くなりがちです。でも、卵を育てる行為は、体外受精のプログラムを開始した時点ではじまっているわけですので、採卵されて培養室に届くまで、私たち培養士は知りませんというわけにはいかないと思うのです。

その点『オガタファミリークリニック』では、全患者さまのカルテにスタッフ全員が目を通し、毎日必ずカンファレンスを行うことで、“痛みに弱く、注射が極端に苦手な方”といった細やかな情報も共有し、治療の進め方について意見交換をするように努めています。このようなときでも、院長に対して必要以上に遠慮することなく、胚培養士の立場で考える最善策を提案できますので、時には意見が対立し白熱することもあります。この熱い議論が、患者さまのためになると思っています」

夫婦の絆を礎にした『オガタファミリークリニック』のチーム医療は、家族のような温かさと一体感を感じさせます。まさに“ファミリーの、ファミリーによる、ファミリーのためのクリニック”ですね。


独自開発した認証システムで取り違えを防止。安心・安全な不妊治療を可能にしています

オガタファミリークリニック インタビュー写真3

くつろぎの空間を意識してつくられた、待合やリカバリーなどの患者さまが過ごされるスペース。そことは打って変わり、クリーンルーム用エアコンによってクラス1000の清浄度を確保したラボエリア(培養・精子調整室)などの医療スペースは、既存ならびに独自開発のシステムによって徹底した安全管理と情報管理がなされ、非常に高度なデジタル環境が整備されているのも『オガタファミリークリニック』の大きな特徴でしょう。

「安心して治療に臨んでいただくためには、十分な説明・カウンセリングだけでなく、きちんとしたデータ管理に基づいたベストな治療計画と、プライバシーの保全、安全管理の徹底が重要です。そのためには情報のシステム化が欠かせないと考え、診療予約システムや会計システム、デジタルカルテを導入したほか、FileMakerによる診療支援システムと検体認証・凍結管理システム『iSAM』を独自開発し、密接に連動させることで、高度生殖医療に関わる膨大なデータを管理しています。体外受精などの治療において、卵子、精子、受精卵などの配偶子(検体)の取り違えは、絶対にあってはならないことです。もちろんダブルチェック体制をとっていますが、『iSAM』などのシステムを導入することで、患者さまに安心を提供できるだけでなく、配偶子を扱う胚培養士の心理的な負担をも軽くし、配偶子の操作に意識を集中できる理想的な環境がつくることができると考えました。現場の作業の流れを熟知した培養部門部長とともにつくりあげた、これらのシステムは、『オガタファミリークリニック』を開院するにあたり、もっとも力を注いだことの一つです」

『オガタファミリークリニック』では、デジタル環境に守られる安心感、人の温もりに包まれる安心感、まるで父性と母性のような二つのタイプの安心が患者さまを支えてくれるのですね。


レディースではなくファミリー!
クリニックの名前にはこだわりました

オガタファミリークリニック インタビュー写真4

最後にどうしてもうかがっておきたかったのが、クリニック名のことです。不妊治療の分野で“ファミリークリニック”を名乗るのは、全国でも珍しそうですね。

「どうも婦人科がファミリークリニックを名乗るのは、初めてではないかということです。私の不妊治療に対する思いを、クリニックの名前に込めました。実際の通院は女性中心になりますので、レディースクリニックやウィメンズクリニックとしたほうがわかりやすいという意見もあったのですが、どうしてもファミリークリニックにしたかったのです。“不妊は夫婦で抱える問題”、“不妊治療は二人で受ける治療”という意識を持っていただきたくて……。

不妊治療の世界は、技術も成熟し、今や一定の成績が出せることは当たり前になってきています。つまり、成績の面では、ある程度の病院になれば、みな横並び。ただ、100人来られて100人すべてがうまく行かないのが不妊治療でもあります。病院によって差が出てくるのが、むしろなかなかうまく行かない方への対応ではないでしょうか。私は、そのような方々が、自信を喪失してしまったり、自分たち家族を未完成に感じてしまったりするようなことはあってはならないと感じてきました。

夫婦は、二人でつくった家族。そこに新たな家族を迎えようとするのが不妊治療です。最新の生殖医学、遺伝医学をベースに、健康的な妊娠の成立をサポートする“ファミリープラン医療”の提供を目指していきたいと思っています」

ロゴデザインからシステム開発までされてしまう多才な緒方先生、実は日本の近代医学の祖、緒方洪庵(おがたこうあん)の末裔とのこと。洪庵は、福沢諭吉や橋本佐内、大鳥圭介らを輩出した適塾(大阪大学の源流)を開いた教育者であり、天然痘予防や地域医療の発展(多くの門下生が郷里で開業)に大きな功績を残した医師です。たいへん懐が深く、温厚な人柄であったと伝えきく洪庵ですが、患者さまの心に寄り添おうとなさる緒方先生にお話をうかがいながら、“洪庵のDNA、確かにここにあり”と感じた取材でした。

この芦屋に、家族のいろいろな幸せのあり様を実感できる、四つ葉のクローバー畑ができることを心から願っています。


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