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不妊に強い頼れる病院特集

送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター
院長 ョ興華 先生

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インタビュー

送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター インタビューTOP写真

ここは「幸福」を予約していただく場所。
卵子提供という選択肢が人生を変えます

台湾の台北市と新竹市にある『送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター』の新竹院院長・ョ興華先生(台北院でも診療を担当)が、大阪での卵子提供説明会のため来日されるとうかがい、取材をお願いしました。台湾では、2007年に人工生殖法が制定され、卵子提供も法律に基づき国が運営しています。一方日本では、生殖補助医療の法整備が進まず、ごく一部の医療機関をのぞき、第三者から提供された卵子や精子、胚での生殖補助医療は自主規制を行っている状況のため、海外でのドナー治療を選択するご夫婦が増える傾向にあります。

「早く迅速に」、「楽しく不安なく」が基本理念。
それを可能にする環境を整えました

送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター インタビュー写真1

卵子提供のための渡航先として、今、一番注目されているのが台湾です。そのほか卵子提供を行っている国としては、アメリカ、マレーシア、ヨーロッパではベルギー、スペインなどが有名ですが、医療技術、治療費用、法制化されているか否か、子の出自を知る権利を保証するか否かなど、その中身は国によって様々です。台湾は、高い医療技術、アメリカの5分の1とされる安価な治療費、何よりも国営で卵子提供が行われている点で高い評価を得ているようです。
その台湾にあって屈指の実績を誇る『送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター』。台湾・台北市の南西、新竹市に建てられた医療ビルは、内装のみならず建物そのものが芸術作品になった、現代アート美術館かと見紛うほどの施設です。新竹は台湾で最も幸福度の高い都市と言われており、また多くのIT企業が拠点を構えていることから台湾のシリコンバレーとも呼ばれています。

「1992年に体外受精のチームを設立し、『送子鳥診療所』を開院したのが2000年のことです。10数年で、1万組以上のご夫婦の夢を叶えたのち、世界から訪れる患者さまの期待に応えるために現在の送子鳥生殖医療センター(医療ビル)を設立したのが2014年のことです。
実は、この建物を上空から俯瞰すると、子宮の形になっているんです。そして、妊娠へのプロセスをたどるかのように、玄関前には卵胞をイメージした13個の球体を、ロビーの頭上には子宮頸管を目指して泳いでいく精子のオブジェを配しました。“生命の樹”と名付けた、この建物で過ごしていただくことで、妊娠という神秘的な体験を肌で感じていただけるのではないかと思っています。また、一流の芸術家たちの手によるアート作品が、心をほぐすリラクゼーションになればと願っています。
当院の不妊治療に対する基本理念は、“一日も早くお母さんになってもらうこと”、そして“妊娠を目指す日々を楽しんでいただくこと”、すなわち“早く迅速に”、“楽しく不安なく”の二つです。 日本で繰り返し繰り返し体外受精を受け、それが実らず、さんざん辛い思いをして、私たちの所にたどり着かれた患者さまのお気持ちは、よく理解しています。それでも私たちが、あえて“楽しく”を理念に掲げているのは、妊娠が楽しみだった頃の気持ちを取り戻していただきたいと願っているからなのです。そして、少しでも早く、楽しみにしてくださる期待にお応えしたい、そう思っています。 地下3階、地上10階、総13階からなる医療ビルは、芸術的なスペースとして楽しんでいただくだけではなく、医学的にも最新の設備を備え、高い技術力を持つ優れた人材によって、“早く”がお約束できる環境が整えられています。医療チームとしては、医師9名(うち女性医師4名)、胚培養士32名、看護師22名、超音波検査士4名、薬剤師5名がおります」


4大クラウドサービスの提供は、
私たちの使命と考えています

送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター インタビュー写真2

クラウドサービスといえば、一般的には、データを個人のパソコンや携帯などの端末ではなくインターネット上に保存し、必要なとき、必要になった場所にいながらにして自由に引き出すことのできるサービスを差しますが、ョ先生は『送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター』は4大クラウドサービスを提供しているとお話されます。

「時空を超えて、切実に必要としている方のもとに必要とされるものを確実に届けるという意味で、当院が提供している医療はクラウドサービスだと考えています。特に重要な柱となっているのは、(1)海外医療サービス、(2)台湾最大の卵子・精子バンク、(3)未来のための卵子凍結、(4)着床前スクリーニング(PGS)/着床前診断(PGD)の四つです。
一つ目の海外医療サービスですが、当院の患者さまは海外からの方が約40%を占めていまして、もっとも多いのが中国、次いで香港、マカオ、そして日本なのです。胚培養士以上の人数、約30人もの専門相談士(コンサルタント)を揃えているのは、ただでさえデリケートな問題を扱うドナー治療において、言葉の壁が不安を大きくするのを避けるためです。日本語コンサルタントも台湾人8人、日本人2人の計10人おりますので、どうぞ安心して受診なさってください。
二つ目は、台湾最大の卵子・精子バンクです。“生命の樹”の完成に先駆けること4年の2010年、私たちは『愛生育バンク』、いわゆる卵子&精子バンクを立ち上げました。現在では、台湾最大規模を誇っており、現在、ドナー300名分の卵子が凍結保存されています。卵子の提供者(ドナー)と提供を希望する患者さま(レシピエント)のマッチングを行ってから、ドナーに排卵誘発剤での卵巣刺激を行い、複数の卵胞を育て採卵を行う場合と、すでに凍結してある凍結ドナー卵子を用いる場合では、治療を決心してから胚移植までにかかる時間という点で、後者のほうが明らかに短くなります。当院の理念の一つ“早く”を実現するためには、ドナー卵子を凍結保存しておく卵子バンクは必須と考えたのです。
三つ目は、まだパートナーのいない方が自身の未来の夢を叶えるために行う卵子凍結です。2016年6月までに300名の方が卵子凍結を行いました。
そして、最後となる四つ目は、受精卵(胚)に染色体異常がないかどうかを調べる着床前スクリーニング検査(PGS)です。1ヶ月に約150個の胚盤胞のPGS検査を実施しています。受精卵に染色体異常があれば、せっかく移植を行っても着床しなかったり、流産が起こったり、赤ちゃんがハンディキャップを持って生まれてきたりします。PGSを行うことで、そのようなリスクも回避でき、流産率は大幅に下がります。私たちは、PGSを用いた体外受精のことを、賢い方法という意味を込めて『スマートIVF』と呼んでいます」


どうか“子どものいる家庭”をあきらめないで。
43歳以上でも卵子提供を受ければ出産は可能です

送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター インタビュー写真3

日本では、まだ法整備もされておらず一般的ではないドナー卵子を用いた治療ですが、台湾では、すでに10年の歴史があるのです。台湾でも、日本同様に晩婚化にともない不妊症カップルが増加するという問題が起きており、少子化に歯止めをかけるために法整備が進んだといわれています。

「日本から卵子提供を希望して来院される患者さまの数も、年々増えています。『送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター』で、この2年間(2018.1.1〜2019.12.31)に行った3346回の胚移植のうち、339回が卵子提供を受けた日本の方に対するものでした。すでに自身の卵子で20回、30回と体外受精を受けたけれどもうまくいかなかったとして、46歳や47歳といったご年齢で当院を訪ねてくださる日本の患者さまもおられます。 実際には、加齢による卵子の質の低下により自身の卵子での妊娠が期待できるのは43歳頃までだといわれています。では、その年齢を過ぎて結婚された方、それまでに治療を受けてきたけれども妊娠に至らなかった方は、もう出産は難しいのでしょうか? お子さんのいる家庭をあきらめる必要はありません。卵子提供を受ければ妊娠・出産は可能なのです。
この卵子提供を受ける渡航先として台湾を選ぶ方が増えているのは、ドナーが同じアジア人だということ、そして法律が完備されていて国の管理下で行われていることなどからくる安心感があるのでしょう。ドナーの方に対しては治療に協力してもらえる間の給料保証、体調管理費などの意味合いで病院から栄養費と呼ばれるものが支給されますが、卵子提供自体は無償で行われます。つまり、直接の卵子の売買ではありませんので、私たちは倫理的な問題はないと考えています。
私自身が初めて卵子提供による体外受精を実施したのは、2004年のことです。当院の患者さまで40歳代の方でしたが、何度体外受精を繰り返されても妊娠されず、それでもなかなかあきらめられずにいた患者さまのため、卵子提供という選択肢を提案してみました。なかなか簡単には受け入れられないご様子でした。それでも、半年が経った頃、“このままでは、もう養子をもらうしか道がない。40歳から徐々に採卵が困難になっていき、自分の身体が限界に近づいていると感じていたそうです。はじめに卵子提供について耳にした時は、遠い世界の出来事のように感じ、卵子提供で産んだ赤ちゃんを本当に自分の子供と思えるだろうかと悩まれたと言います。子供欲しさに軽率な判断をしてしまい、受け入れられないのではないかと心配していました。ご主人と何度も話し合った末に、子供は自分のお腹の中で大きくなり自分たち夫婦二人で育てるのだから、その子は間違いなく私たちの子供なんだと考えられるようになったそうです。卵子提供であれば、少なくともご主人の遺伝子を受け継ぐ命を宿し、産み、育てることができる”と思い来院されたのです。
2007年に人工生殖法が施行されて社会での理解が進んでからは提供を希望する患者さまも増えていきましたが、それでもドナーが現れるまでに1年、2年とお待たせするケースもありました。お子さんを持つためにたいへんな思いをされてきた方々を、これ以上お待たせしない努力が必要だという考えから、2010年、様々な血液型のドナーから提供された卵子や精子を揃え、凍結保存しておく『愛生育バンク』を設立したのです。これまで台湾で卵子提供を受けた方のうち、約50%は、当院での提供を受けた方です。
1万個を超える卵子の凍結融解に携わってきた当院の胚培養士の経験値、技術力は高く、凍結融解卵子の生存率は93%、凍結融解胚の生存率は99%ですので、どうかご安心ください。2015.1.1〜2019.12.31までの約5年間で287名の日本人がドナー卵子を用いて得た胚を移植されています。その287名中の累計妊娠率は81%、累計出産率は75%、つまり4人に3人の方はお母さまになられたのです」


最後に、卵子提供で妊娠された、日本の
44歳の患者さまからのお便りをご紹介します

送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター インタビュー写真4

卵子提供をお受けになった日本人女性から届いたメッセージがあるとのことで、拝見させていただきました。ここでも、みなさんにご紹介しておきたいと思います。

「現在44歳、不妊治療歴10年。長年にわたる不妊治療の末、刺激しても卵子も採れなくなり悩んでいた時に主治医に台湾での卵子提供を紹介されました。卵子提供には抵抗がありましたので、これで最後にしようという思いで選んだのが、新竹市にある『送子鳥診療所』でした。いくつか紹介された病院の中でどちらにしようか悩んだのですが、直感を信じてコウノトリにしました。
確かにアクセスは悪いですが、台北駅から台鉄(台湾鉄路)の自強(急行)で一時間程度、北新竹駅で降りて、タクシーに病院名を書いた紙を見せたらスムーズに送子鳥診療所につきました。日本語のわかるスタッフさんがずっとそばに付き添ってくれ、院長先生との問診の際も細やかに通訳をしてくてれるので疑問や不安も解消できました。
院長先生は穏やかな笑顔で、ゆっくりと話を聞いてくださり、ドナーの選択や移植のスケジュールについて詳しく説明してくれました。帰国後は、スタッフさんとのメールのやり取りで薬の飲み方や事前準備について指導してもらえるので、戸惑うことなく移植を受けられました。
7月にもっともグレードの良い胚を2個戻したのですが妊娠に至らず、とても落胆し辛い日々を送っていました。残された2個の胚を10月に移植し、無事陽性反応が出て、10週目になろうとしています。院長先生も、2度目はより多くの黄体ホルモン等の薬を処方してくださいました。私の体質にあった黄体補充に切り替えて対応してくださったのが良かったのかもしれません。まだ流産の可能性はあるので手放しには喜べませんが……。
送子鳥診療所の細やかな対応、スタッフさんの優しい励まし、院長先生のバックアップがなければ、夢にまで見た妊娠はなかったと思います。本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
諦めようかと悩んでいる方々へ。最後の砦として台湾でのチャンスを信じてみるのも、悔いのない人生の選択ではないかと思います。今の私に言える範囲でお話しさせていただきました。少しでもお役に立てれば光栄です」

こちらの女性は2個の胚を移植されましたが、単胎妊娠をされ、現在は無事にご出産されているそうです。もともとは新竹市に2014年に誕生した『送子鳥(コウノトリ)生殖医療センター』でしたが、2018年末、満を持して台北院を開院してからは、より一層日本からもアクセスしやすくなりました。卵子提供を望まれるご夫婦にとっては、頼もしい選択肢がまた一つ増えたといえるでしょう。

注:現在、日本で卵子提供を行っているJISARTやOD-NET(現在、卵子提供を受けたい方の登録は中止中)などの支援団体のガイドラインでは、「ドナーは無償」、「子が出自を知る権利を認めること」などが条件になっています。台湾では、「ドナーは有償」、「子が出自を知る権利を認めないこと」を条件にし、さらに法制化していますので、このあたりの考え方やドナーの選択方法(JISARTは自身で姉妹や友人などの協力者を捜索、OD−NETはマッチング委員会が選択、台湾は患者さんの希望に合うよう病院が選択)などは大きく異なります。その違いを熟知し、また熟慮することは重要ですが、そもそも国内での卵子提供のガイドラインでは適応にならない患者さんもおられます。そのような方々にとっては、国外という選択肢が一縷の望みという状況なのです。


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