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流産と不育症

母体の高年齢化と不育症

不育症の女性は、そもそも卵子の老化で流産率が高くなる35歳以上に多い傾向に

反復・習慣流産(いわゆる不育症)のリスク因子のひとつに、母体年齢の高齢化、すなわち卵子の質の低下という問題があります。卵子は、日々新しくつくられている精子(形態ができあがるまでに74日間、運動能力を獲得するまでに14日間の約3カ月間で完成)と違って、女性が胎児だったときに、その小さな卵巣内でつくられた卵子がストックされている状態ですので、加齢による質の低下は避けられません。卵子の質が落ちると卵子由来の染色体異常が起こりやすくなり、流産率は高くなってしまいます。

流産を繰り返すと妊娠するのが怖くなり、避妊しているうちに高齢になり、焦りと不安で気持ちが引き裂かれると訴えられる方は少なくありません。それでも、卵子の質の低下を補う治療法がない今、不育症の検査でリスク因子がないことがわかった方に関しては、妊娠を急ぐことこそが不育症克服の最大の鍵ともいえるのです。不育症に悩む女性が安心して次の妊娠に向けてチャレンジできるよう、少しでも不安が減るよう、医療機関は正しい情報提供を行い、パートナーの協力を得て「一緒に、がんばろう」という姿勢で支える必要があります。

下に、日本全体の出産年齢分布(2010年)、厚生労働科学研究班(斉藤班)に登録された2,361例の不育症の年齢分布、British Medical Journalで報告された年齢別流産率を示します。日本全体の出産年齢の分布と比較して不育症の方はあきらかに35歳以上の高齢の方の割合が高いことがわかります。さらに、そもそも35歳〜39歳の方の流産率は24.6%、40〜44歳は51.0%とかなり高くなります。

■日本の出産女性と不育症例の年齢分布および年齢別流産率
母体年齢 全出産(2010)1)
n=1,071,304
不育症2)
n=2,361
流産率
〜19歳 1.3% 0% 13.3%
20〜24歳 10.4% 1.1% 11.1%
25〜29歳 28.7% 14.4% 11.9%
30〜34歳 35.9% 33.8% 15.0%
35〜39歳 20.5% 36.5% 24.6%
40〜44歳 3.2% 13.3% 51.0%
45歳以上 0.07% 0.9% 93.4%

1) 母子保健の主なる統計(2011年度)のデータより引用
2) 反復・習慣流産(いわゆる「不育症」)の相談対応マニュアル 平成24年度厚生労働省科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業)「地域における周産期医療システムの充実と医療資源の適正配置に関する研究」(H21-子どもー一般-002)より(不育症のデータは症例登録時の年齢です)
3) BMJ320:1708-1712,2000のデータより引用

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