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不妊治療の病院・口コミ情報

なかむらレディースクリニック 院長 中村 嘉宏 先生

大阪府

なかむらレディースクリニック

なかむらレディースクリニックの口コミ・評判

口コミは、まだございません。


インタビュー

なかむらレディースクリニック

こころとからだに優しい生殖医療≠モットーに
自然周期を中心とした体外受精

地下鉄御堂筋線『江坂』の地で18年間にわたり多くの患者さまの夢を叶えてきた『永遠幸 藤野婦人科クリニック』。2015年4月、中村嘉宏先生がその使命を引き継いで新たに『なかむらレディースクリニック』(吹田)を立ち上げました。中村先生は生殖医療専門医、日本内視鏡外科認定技術認定医、臨床遺伝専門医といった資格をもつ生殖医療のスペシャリスト。また、大学院時代は若き日の山中伸弥教授にみっちりと指導されたという経歴もあり、院内には高度生殖医療リサーチセンターを備えるなどサイエンティフィックな一面もお持ちです。

自然周期での体外受精が最大の特徴ですが、
状態に合わせた治療をオーダーメイドで

『なかむらレディースクリニック』は、自然周期での体外受精で世界的にも有名な『加藤レディスクリニック』を中心とする“永遠幸(とわこう)グループ”の不妊治療施設です。大阪唯一の永遠幸グループの施設として患者さまの支持を集めておられると思いますが、やはり診療内容は自然周期での体外受精が中心なのでしょうか?

「私たちのモットーにしているのは、“こころとからだに優しい生殖医療”です。体外受精についても、強い卵巣刺激を行わない、いわゆる自然周期を中心に行っています。とはいえ患者さまにとって、一番嬉しいことは結果を出すことだと思います。『なかむらレディースクリニック』では、自然周期以外の治療も患者さまごとに最適と思われるオーダーメイドの治療で対応しています。必要な場合には刺激周期を行うこともあります。
また、一般不妊治療の方も2〜3割おられます。子宮鏡手術、卵管鏡下卵管形成術(FT)などの治療の選択肢も提案しています。」


世界最高レベルの胚培養技術、精鋭を集めた培養室。
すべては結果を出すため。一切妥協を許しません。

患者さまの卵子、精子、そして受精卵をお預かりする胚培養室は、まさに『なかむらレディースクリニック』の心臓部。『藤野婦人科クリニック』時代から20年近くかけて自院内で養成してきた、生え抜きのメンバー13名です。これだけの人数の胚培養士を抱える不妊治療施設は、おそらくそうはないでしょう。「うちの胚培養士修行は、板前修業より厳しいんじゃないかと思っています。院内の技術試験をクリアしないと絶対に次の段階にいけません。その合格基準は全国一厳しい」と中村先生。そこで、この大所帯を束ねる培養室長・駒 由佳さんに、なぜこれだけの人数が必要なのか、またどのように胚培養士を育成して来られたのかをお話しいただきました。

駒「当院の場合、体外受精は自然周期が中心ですので“数少ない貴重な卵子”を触ることができる段階というものを、相当、技術を習熟してからと位置づけています。そのため、まずは精液の処理、精子の操作からスタートし、同時に女性生理、男性生理を深く学んでいきます。そして技術に関しては検卵(卵胞液中から卵子を回収する作業)であれば何秒以内にできるかとか、回収率はどうかを厳しく指導培養士がチェックします。このチェックに合格しないと次の段階に進めません。本当に一人前として、顕微授精を行うことが許される胚培養士になるまでに、3〜5年はかかります」

中村「最近は体外受精を受ける女性の年齢も上がっています。年齢の高い方の卵子は、脆弱な場合が多いんです。素早く、正しい操作で顕微授精や凍結作業を行える培養士でなければ、患者さまの大切な卵子と精子を託すわけにはいきません。全ての技術に基準を設けています」

駒「胚培養士という仕事は、繊細さが求められるため、女性が多い職種です。どうしても結婚や出産による急な退職者、休職者が出てしまいます。そのような場合でも、決して技術の質を落とすことはできません。臨床の最前線に人の入れ替わりが影響しないシステムを構築する必要がありました。このような理由で、確保された不可欠な人員なのです。

また、基本的に自然周期で体外受精を行っていますので、採卵日はあくまでも患者さまの卵の育ち具合に合わせていきます。そのため、お正月のメンテナンス期間以外、日曜も祝日も休みなく毎日採卵可能な態勢になっているのです。クリニック都合で、採卵予定人数を調整するようなことはいたしません。当然、たいへん採卵人数の多い日や少ない日といったばらつきが出てしまいます。それでも当院では、“取り違え”というあってはならない事故を完全に回避するために、全行程を胚培養士二人で確認するダブルチェック態勢で行っています。採卵数が多い時を想定して、常に人員が確保できる体制にしています」

中村「医療は、安全が何より大事です。効率や人件費削減を重視するあまり、スタッフに無理を強いるという態勢だけはとるべきではないと考えています」

13人中半分以上が『生殖補助医療胚培養士』の資格を持っているという、まさにスペシャリスト集団です。


がん生殖医療での実績は、国内一!
卵子の凍結融解技術は世界最高です

胚培養室の技術レベルの高さを証明する事実として、がん生殖医療の最先端をいく実績について、中村先生がお話くださいました。

「『なかむらレディースクリニック』は、がん、つまり悪性腫瘍を患われた患者さまの卵子を採卵して凍結保存しておき、がんを克服されてから妊娠に向けた治療を行う『がん生殖医療』を得意としています。ことに白血病の患者さまに対する治療は、日本一の技術と実績があると自負しています。私たちは、国内でもいち早く取り組みを開始しました。すでに白血病の方に限っても、無事出産まで至った例が2例あり、お力になれたことを本当に嬉しく思っています。
また通常は、がん治療によってダメージを受ける前に、卵子を回収し凍結保存を行いますが、当院では、すでにがん治療をスタートしている患者さまの採卵も行っていますので、全国のがん治療を行う病院、とくに関西一円からは、多くの患者さまをご紹介いただきます。

白血病を治療中の方の卵巣は反応性も低く、さらには出血や感染症も起こしやすいので、採卵には大きなリスクを伴います。そのため、採卵は細い針で慎重かつスピーディーに行う必要があります。医師だけではなく、胚培養士の領域でも非常に高度な技術を要します。卵子そのものを凍結保存し、融解後に脆弱な卵子に顕微授精を行って妊娠を狙う技術は、通常の受精卵の凍結融解胚移植とは比べものにならない技術が必要なのです。近く、当院の胚培養士ががん生殖医療のために考案した卵子の凍結融解技術である『ダイレクト法』という培養法を学会※で発表予定です」
※2016年11月開催『日本生殖医療学会』。


胚培養業務から手術まで経験豊富な医師団。
近視野にならない見立てで妊娠に導きます

「私たち医師チームは、近視野にならない、ということを心がけています。幸い、どの医師も、大学病院時代には診療やお産の合間に胚を培養するインキュベータのガスボンベを取り換え、自らの手で顕微授精まで行っていた医師ばかりです。胚培養士の領域の仕事ができる不妊治療医は、今ではかなり珍しい存在ではないでしょうか。

内視鏡手術を始めとする婦人科手術の経験も多く積んできていますので、子宮筋腫や子宮内膜症をとってみても、これは妊娠を目指すうえで手術適応なのか、むしろ様子をみるにとどめて不妊治療を優先すべきなのかといった見極めには自信を持っています。自ら執刀し、術後のフォローアップを何年にもわたって経験しているからこそ、多角的に症例を検討できると考えています。自然周期を基本にしていますが、例えば子宮内膜症があって、年齢も40歳近い方であれば、刺激周期で一度に複数の卵子を得て、妊娠を急ぐべきときもあります。体外受精だけでなく、内視鏡手術、分娩も含め、ほかの産婦人科領域も十分に経験してきているからこそ持てる視野の広さ、これは『なかむらレディースクリニック』の医師チームの最大の強みだと考えています。
また、私は幸運にも、iPS細胞でノーベル医学・生理学賞を受賞された山中伸弥先生に指導を受け学位を取得することができました。今は世界的に有名なCiRAの所長をされていますが、当時は大阪市立大学の小さな研究室で「親一人、子一人」の状態でした。
山中先生からはビーカーの洗い方から分子生物学の知識、論文の書き方、発表の仕方まで基礎から丁寧にご指導していただきました。なによりも今日財産となっているのは、懐疑的な視点を忘れず真実を追求する妥協しない姿勢です。そして、知り得た真実は必ず社会に還元しろと教わりました。今、『なかむらレディースクリニック』の院内には、胚培養室とは別のフロアに『高度生殖医療リサーチセンター』という研究室があります。ここでは、患者さまの妊娠率を高めるための研究を日夜行っています。私たちは、今すでに持っている技術や知識に決して満足せず、赤ちゃんを望まれる患者さまのため、進歩していきたいと思っています」

取材時、中村先生のリクエストに応えるかたちで、迅速に撮影準備が整っていく様子には、スタッフの機動力、結束力の高さを感じました。撮影中も、多くの意見が飛び交い、即、反映されていくしなやかさ。ほがらかではつらつとした看護師チーム、細やかに気の回る受付チーム、ベテランぞろいの胚培養士チーム……、各部門が自分たちの仕事に自信と誇りを持ち、互いへのリスペクトがあるからこそ、このような風通しのいい関係が築けているのでしょう。

「チーム間の連携を良くする取り組みとして、各部門の仕事を深く理解するため、看護師が胚培養室に、胚培養士が診察室にアシスタントとして入るようなシフトを組んでいます。また、週1回というハイペースでスタッフ勉強会も開いています。この勉強会が、スタッフ間の密な情報共有とディスカッションの場ともなり、なかなか結果の出ない患者さまの症例検討会にもなっています。忙しい診療の合間に勉強会を続けるのは決して楽なことではありませんが、“チーム一丸となって結果を出す”、そのためには欠かせない努力だと、スタッフみんなが感じてくれていると思います」

『なかむらレディースクリニック』のチーム間の壁を感じさせない連携の良さは、中村先生ご自身のフランクなお人柄と、スタッフに寄せる信頼の厚さもおおいに影響していそうです。スタッフ個々の意識の高さが集結して、きっと良い結果を導き出してくれる、そんな期待を持たせてくれる『なかむらレディースクリニック』でした。


施設写真

なかむらレディースクリニックの概要

代表者

なかむらレディースクリニック院長写真院長 中村 嘉宏

なかむらレディースクリニックのホームページより

当院は自然周期での体外受精を中心に行っております。排卵誘発剤などの薬を必要最小限にして自然な排卵を大切にしています。・・・

所在地 大阪府吹田市豊津町13-45 第三暁ビル
TEL 06-6378-7333
URL http://towako-nakamura.com/
なかむらレディースクリニックについて詳しくは、上記ホームページをご覧下さい。
施設内の様子 なかむらレディースクリニック施設写真
交通アクセス 地下鉄御堂筋線「江坂駅」徒歩3分
地図

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